四川料理と言えば真っ先に思い浮かぶのが火鍋、麻婆豆腐、酸辣湯などに代表される辛〜い料理。辛いものは好きな方ですが「大量の唐辛子+花山椒」のダブルパンチに毎日耐えられる自信は無く、旅行前は「激辛料理ばっかりで何も食べられなかったらどうしよう。。」と心配していました。しかし蓋を開けてみれば何のその!
今回は重慶、四川省の「安い!美味しい!辛くない!」ご飯をご紹介します。
朝から晩まで食べられる!軽食類
口蘑龙眼包子(コウモーロンイェンバオズ)
12元/1せいろ(5個)
ふかふかの皮がはち切れんばかりに、生姜を効かせたきのこと豚ひき肉の餡が詰まっています。サイズは女性の手のひら大くらい。テーブル備え付けの黒酢を少し付けると味に深みが出て更に美味!
清汤抄手(チンタンチャオショウ)
11元/碗(約8個)
透き通ったガラスープに入ったワンタンです。レンゲからはみ出すほどの特大サイズに驚き!ぷるぷるの薄皮と餡がマッチしてあっという間に食べられます。
店舗情報
店名:胡成记口蘑龙眼包子
住所:成都市盐道街6号美华大厦1楼(岷山饭店旁)
営業時間:6:00〜21:00
とにかく種類豊富!麺類
中国の麺類はとっても種類が豊富です。百度マップや中国版食べログ”大衆点評”で”面食”(麺)と検索すればどこの街でも安くて美味しい麺屋が出てきます。
各店のメニュー選びも盛りだくさんで至難の業です。中には50種類以上のメニューを揃えるお店もありました。 。
- 麺の種類:”面”(丸麺)”米线”(米粉の丸麺)そして重慶名物の”铺盖面”(幅広の平麺)
- ”汤面”(汁そば)、”拌面”(まぜそば)、”炒面”(炒め麺)、”盖面”(炒めた具をかけた麺)など
牛肉铺盖面(ニウロープーガイミェン)
7元/碗(1両=50グラム)
小麦を感じられる幅4センチほどのもちもち平麺に、シンプルな牛肉だしのスープが絡みます。文句なしのおいしさ!
酸菜肉丝面(スァンツァイロウスーミェン)
7元/碗(50グラム)
中国版の高菜と豚赤身の細切りがトッピングされた麺。高菜の優しい酸味と、青唐辛子+花山椒のほのかな香りが爽やかです。
杂酱面(ザージャンミェン)
7元/碗(50グラム)
甘辛く炒められた豚肉あんとシャキシャキのレタスが好相性です!
このお店は麺の量が1〜3両まで選択できました。1両=50グラムなので、2人で3杯ペロリと平らげました!麺は出来上がりが早いので、食べ始めてから追加しても大丈夫ですよ。
店舗情報
店名:崇州荞面铺盖面
住所:成都市锦兴路青石桥南街38号
営業時間:7:00〜21:00
酸萝卜面(スァンルオボミェン)
7元/碗(2両=100グラム)
ピリ辛でシャキシャキの大根漬けのみのシンプルなトッピングでさっぱり食べられます!こってり系に疲れた時や朝食にもいいですよ。中国の色々な都市で麺を食べていますが、大根漬けの麺は初めて。四川ならではの気がします。
店舗情報
店名:十强面庄
住所:成都市重庆市中山三路与美专校街交叉口西50米路北
営業時間:7:00〜21:00
豌杂面(ワンザーミェン)
11元/碗(2両=100グラム)
ゆでたての麺にエンドウ豆と肉そぼろをトッピングした麺。辛味要りません!と言ったとき、おばちゃんにやけに驚かれて不思議に思って食べ始めました。そのままでも美味しかったですが、何となく味のメリハリがイマイチ?と思い途中で少しラー油をもらったらおいしさが格段にアップ!おばちゃんのリアクションにも納得です。
お椀に直接調味料を入れていき、そこに鍋から上げた麺をドンっと乗せるスタイルなので、底の方からしっかりかき混ぜてから食べます。
店内に席がなく、みんなで歩道に並んで食べるのも非日常感が増して楽しいですよ。
店舗情報
店名:成长巷巷特色面
住所:重庆市上清寺路62号(近太平洋广场)
営業時間:5:30〜20:00
白ご飯にあう!家庭料理のおかず類
鱼香肉丝(ユーシャンロースー)
25元/皿
名前に反して魚は入っていません。少しの赤唐辛子と醤油ベースの甘辛味で炒めた豚肉がご飯に合います!
土豆烧牛肉(トゥードウシャオニウロー)
38元/皿
牛すじ肉を醤油と砂糖、薬味(八角や山椒)で煮た料理。少し油多めですが、甘辛味でご飯とビールが進む!
高速鉄道の車内販売ではジャガイモの代わりに大根で作ったものが出て、それも美味しかったです。
店舗情報
店名:老川菜馆
住所:成都市指挥街与盐道街交叉口旁
営業時間:11:00〜21:00
仔姜回锅肉、宫爆鸡丁(ズージャンホイグオロー、ゴンバオジーディン)
28元、20元/皿
左:豚バラと生姜の炒め物!生姜の効果で汗が吹き出る。。見た目よりさっぱりしていて箸が進みます。
右:角切りの鶏もも肉とネギ、ピーナッツを甘辛タレで炒めた料理。具が細かいのでレンゲでパクパク食べましょう!
店舗情報
店名:姐妹渝菜馆
住所:重庆市中华巷39号二楼
営業時間:10:00〜21:00
おまけ:四川、重慶オリジナルスイーツ
冰粉(ビンフェン)
四川の伝統的なおやつ。ぷるっとした葛きりのようなものの上にドライフルーツやナタデココ、ナッツ、ジャムを乗せてスプーンでいただきます。昔から食べられているのはバラやキンモクセイのジャムで味付けしたものと教えてもらったので、今回はキンモクセイ味にトライしました。さっぱりとしていて、鼻に抜けるキンモクセイの香りに癒されます。食後のデザートや暑い日のおやつにぴったりだと思いました。
店舗情報
店名:逅头·洋芋冰粉小吃(财富中心店)
住所:成都市大业路财富中心2楼
営業時間:10:00〜22:00
一只酸奶牛(イージースァンナイニウ)
10元/杯
重慶発祥のヨーグルトドリンクチェーン。繁華街に複数店舗出店しています。フローズンヨーグルトのスムージーが甘すぎず濃厚で絶品です!写真は看板商品の紫米ヨーグルト。プチプチ、もちもちとした食感が楽しいです。ボリュームがかなりあるので町歩きで小腹が空いた時におすすめです。
店舗情報
店名:一只酸奶牛(上清寺店)
住所:重庆市上清寺街道上清寺路106号
営業時間:8:30〜22:00
いかがでしたか?
今回は、四川料理の中でも辛さ控えめのおすすめメニューをご紹介しました。1人前から頼める料理ばかりなので1~2人の少人数の旅行でも気軽に試してみてください!
また、中国のスーパーで買えるおいしいお菓子についても紹介していますので、お土産としても参考にしてみてください。

日本にいながら美味しい中華料理が食べたいという方には、横浜中華街で食べられるおすすめのお店も紹介しています。実際に何度も訪れているお店のみを載せているので、自信をもってお勧めできます。
